2004年8月のカルテダレン・シャン(1~10巻)小学校高学年から大人まで楽しめるファンタジーです。 なえこはあまりの面白さに、一気読みしました。 お勧めですねぇ。自分もファンタジーの世界に引き込まれます。 5日で4冊、1日であと6冊を完読しました。 あ~、面白かった! 追伸 11巻が発売されました。即買い、即読みました。 予告では、12巻で終末を迎えると言う事ですが。。。 「銀色のあしあと」三浦綾子&星野富弘対談集 講談社文庫 脊椎カリエスで13年間もギプスベットに寝たきりの生活を余儀なくされた、 三浦綾子さん、そして体育の模範演技の最中に頚椎の骨折で、寝たきりの生活を 余儀なくされている星野富弘さん。 2人とも、クリスチャンで、ご不自由な生活の中で良き伴侶に恵まれ、 少なくとも、「不幸せではない」生活をなさっているようです。 心洗われる対談集。一読の価値あり。 「うつ」がスーッと晴れる本 斎藤茂太著 成美文庫 ご存知、精神科医の斎藤茂太氏が、「うつ」と長年楽しく付き合ってきたハウトゥを公開~。実弟の北杜夫氏が躁鬱病なのも有名な話だし、かの芥川龍之介だって鬱病で自殺している。 躁鬱病、現代の社会がこれだけ病んでいるのだから、かかって当たり前!位、思わなければやっていけないね。 「愛と死をみつめて」 「若き命の日記」 「佐智子の播州平野」 大嶋みち子/河野実著 昭和39年に空前の純愛ブームを巻き起こした「愛と死をみつめて」。 今の「セカチュウ」ブームなんて、目じゃないね。なんてったって「元祖・純愛」の経験者。一読をお勧めしたいが、ただ今、絶版中。 今年中にも、再版の目途が立ったらしい。是非、本物の感動を味わって下さい。 「銀のボンボニエール」秩父宮妃勢津子著 講談社+α文庫 昭和の生き証人。現日本国で一番の旧家、天皇家の直宮妃の手記。「ボンボニエール」とは、フランス語で「小型のキャンディ入れ」の事だそうだ。 さすが、英語よりはフランス語をたしなまれる、宮家の妃殿下の書き下ろし。 こんな所にまで、「私は妃殿下よ!」とのニュアンスが漂っているぞ~。 いや、別に揶揄する訳ではない。 ただね、天皇家って、別に偉い訳では無いと思うのよ。願って生まれてきたわけでもあるまいしね。外交官令嬢から妃殿下になられた勢津子さんに、今の東宮妃、雅子さまを重ねて見てしまう部分も多少ありかな。 でもね、雅子様はどう見たって可愛そう。籠の鳥だもの。 「いい人」をやめると楽になる 曽野綾子 祥伝社黄金文庫 今までの彼女の作品から、良いと思われる文章をあちこちから切り張りした本だね。読んでも悪くはないが、感動もしない。出来れば、原書を読みたいと思います。 「医者の健診初体験」 米山公啓著 集英社文庫 医者のエッセイが好き。人の命を預かる人の目から、「人」がどう、映っているのかが知りたいから。看護婦さんのエッセイも、同様の理由で好き。 で、どうゆう訳か、医療関係の知識も豊富になってしまうという、特典付き。 米山氏の文章は、顔に似合わず(おっと、失礼!)軽妙洒脱で面白い。 「医者を辞めて大航海(大後悔のシャレだ)」なんて、ハラハラしながら面白く読める。 この本も、期待に応えてくれた、楽しい一冊でありました。 「みんなの深層心理分析」 きたやまおさむ著 講談社+α文庫 元々、「北山修」氏の大ファンだった。今でも追っかけの心理が働いて、彼が本を書けば買う。そんなノリで買った本。 でも、さすが九州大学教授の本。へぇ。へぇ。の連発。 面白かったよ。 「雨は見ている 川は知ってる」銀色夏生著 角川文庫 絵文集というのかな。詩絵文集と言うのかな。 銀色夏生の名は知ってはいたが、詩人とは驚きだった。小説家だとばかり思っていたから。心に響く文を書く人だね。今の社会には良く映る文集じゃないかな。 「運命を変える未来からの情報」森田健著 講談社 アマゾンで1位を取っているというから買ってみた。内容は無いぞ~。(寒っ!)って位、面白くも可笑しくも無い本だ。 これから買おうなんて思わない方が身のためだよ。読みたいなら、図書館にでも行って読めばイイ。その程度さ。 「ラストホープ」福島孝徳 徳間書店 世界のブラックジャックと呼ばれる、「神の手を持つ医師」と呼ばれる脳外科医の取材記録だ。これは凄い!彼は、天才どころじゃない! 天才だけならまだしも、それに努力と運がプラスされた、最高の外科医(らしい)だと思う。この本を読んだ限りでは。 この人になら、命を委ねてもいいかな。。。 読みながら、ふっと、そう思った。 「はいからさんが通る」1~4巻 大和和紀 講談社コミック文庫 かの、「あさきゆめみし」の作者、大和和紀の初期の名作コミック。 文庫版って、読み応えあるんですよ~。 大正ロマンの時代のほのぼのとした恋、そして、洒落た服や会話。ドジな主人公の面白いシャレやギャグの連発。 コミックとはいえ、マンガを超えた名作です。 「戦争のつくりかた」りぼん・ぷろじぇくと マガジンハウス刊 上に邦訳、下には英文が載っていて、中学生くらいの英語力があれば、充分読みこなせるでしょう。日常のほんの些細な事が、少しづつ、でも確実に変わってゆく事が戦争への一歩になると、その恐ろしさがよくわかります。 こうした時代だからこそ、一人一人が、はっきりと、「戦争は嫌だ」と、思うことが必要なのです。 「点と線」 松本清張著 ~文庫 昭和33年発表のミステリー。今読んでも違和感の無い、しっかりとした日本語。読んでいて安心感がある。不朽の名作とは、こう言う本の事を言うのだろうな。 ふと、疑問に感じた事が発端で情愛死が、殺人事件と判明してゆくその発展の仕方の巧さ。全く、昭和の文学は素晴らしい。 現代のミステリー作家の作為性は、こういう作品を読んだ後、特に強く感じてしまう。たった、4分間の間に出来る事。想像を絶する結末に、万歳三唱だ。 |